オンラインカウンセリングは主に、電話とチャットの2種類の形式があります。

どっちが良いのか分からない
そもそもどのサービスがおすすめ?
という人も多いと思いますので、両方使った私が、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
また、せっかく色々なサービスを使ったので、どのサービスが使いやすかったかもまとめています。
自分に合ったオンラインカウンセリングを選び、少しでも早く心のモヤモヤから脱出しましょう。
チャットカウンセリングのメリット・デメリット

チャット形式のカウンセリングは、ネットやSNS上でやりとりするものが多いですが、書くカウンセリングという意味ではメールも含まれます。
電話形式や対面のカウンセリングと違い、目の前にカウンセラーがいないので、話すのが苦手な人も使いやすいのが特徴です。
しかし、使ってみるとそれ以上にメリット・デメリットがはっきりしている方式だと思いました。
チャット形式のデメリット
- 返信まで時間がある
- 感情が乗りにくい
- 書くのが辛い時もある
チャット形式の一番のデメリットはリアルタイムで返事がもらえないことでしょう。
辛い気持ちをワーーー!っと書いたはいいけど、いつ返事が来るのかと不安になってしまうのはこともしばしば。
分かりやすいように書かないといけないと考え込んでしまうこともあり、口に出した時ほどのスッキリ感がありません。
辛い時は淡々と気持ちを書くのも面倒で、やっと書ききったけど返事が来るのは翌日なんてことも少なくないでしょう。
チャット形式のメリット
- 毎日やりとりできる
- 自分のタイミングで使える
- やりとりを見返せる
実は、先ほど書いたチャット形式のデメリットを私が感じたのは最初の1週間だけで、それ以降は気になりませんでした。
というのも、返事は遅くても24時間以内に返ってくるので、毎日カウンセラーとやりとりすることが出来ます。
最初は返信待ちでソワソワしていた自分も、必ず返事が来る安心感からか、良い意味で冷静になり、気分の浮き沈みも小さくなりました。

そもそも感情を吐き出してスッキリする必要が無い
気持ちが落ちきってないので返事を待つ時間も不安にならない
カウンセラーの返事が来る時間はだいたい決まっていたので、それまでに書けばいいやと自分のタイミングで動けます。
不安感で押しつぶされそうだった自分が、冷静にやりとりを見返して、どうやったら抜け出せるのか考えられるほど気持ちが楽になっていました。
最初の1週間が辛いのはデメリットですが、そこを乗り切れば一気に浮き沈みが小さくなり、夜の急な不安感から解放されたのが良かったです。
電話カウンセリングのメリット・デメリット

電話カウンセリングは顔が写せるビデオ電話タイプのものもあります。
対面カウンセリングのように話すことができ、忙しい人も自宅で受けられるのが特徴です。
あまり文章を書くのが得意では無い人におすすめですが、他にも使ってみて思ったメリット・デメリットをまとめました。
電話形式のデメリット
- 制限時間がある
- 上手く話せないこともある
- 費用的に毎日は受けられない
対面カウンセリングも一緒ですが、カウンセラーと話せる時間は決まっていて、その時間内で話すことになります。
そのため、上手く話せないと焦ってしまい、さらに話せなくなってしまうことも。
1回あたり5,000円〜10,000円程度なので対面よりは安いですが、毎日受け続けられる金額ではありません。
上手く話せなかった時や、あれも話しておけば良かったと思った時は、次回のカウンセリングまでモヤモヤするでしょう。
電話形式のメリット
- すぐ反応が返って来る
- 温もりを感じられる
- 話すだけでもスッキリする
もっと上手く話せたはずだという感情は改善したいという気持ちでもあるので、実はカウンセリングとして成功した状態です。
次のカウンセリングまでは不安になることもあるかもしれませんが、一気に気持ちが楽になり前向きになった証拠でもあります。
やはり、その場で反応が返ってくる人とやりとりすることには安心感があり、話すだけでもかなりスッキリしました。
上手く話せなかった時でも、誰かに話を聞いてもらえているというだけでも気持ちは楽になるものなんですね。
上手く話せなかった場合、解決に向けての歩みは遅くなるかもしれませんが、気持ちはスッキリするでしょう。
電話とチャットどちらがおすすめ?

さて、電話とチャット、それぞれのカウンセリングの経験談を書いてきましたが、結局どちらがおすすめなのでしょう。
両方使ってみて思ったことは、必ずどちらが良いというものではなく、受ける人の状況によるのではと思いました。
電話とチャット、それぞれどのような人が向いているのかみていきましょう。
電話が向いている人
- 辛くて今にも潰れそう
- 誰かに話を聞いてほしい
- 単発で使いたい
辛い時は解決策を考える余裕もなく、深く考えること自体が苦痛ですよね。
そんな時は解決策を考えてもネガティブな答えが出るだけなので、とにかく誰かに話を聞いてもらいましょう。
必要なのは解決策ではなく、共感や理解してもらえることで、自分に自信や自己肯定感が出来てくることです。
チャットではやりとりに時間がかかりますが、電話であれば一気に話せるので、かなり落ちている人は電話の方が良いでしょう。
また、そもそも落ちているわけではなく、誰かに話してスッキリしたい、考えを整理したいという単発の方にも合っています。
チャットが向いている人
- 具体的に解決策を考えたい
- 気分の上がり下がりが激しい
- 話すのが苦手
常に気持ちが落ちている人は電話の方が良いですが、大丈夫な時もあるという人はチャットの方が良いでしょう。
余裕のある時にやりとりをすれば、落ちている時にも見返すことができ、毎日のやりとりで上がり下がり自体も小さくなります。
文字として残しながら自分の考えを整理でき、カウンセラーの言葉を何度も見返せるので、解決策も考えやすかったです。
転職や離婚などのすぐに答えを出すべきでは無い大きな決断の相談役や、育児や仕事などの継続的なストレスにも向いているかと思います。
また、話すのが苦手な人は時間内に上手く話せない可能性も高いので、落ち着いて相談できるチャットが良いでしょう。
使いやすかったサービスは?

では、実際に使いやすかったオンラインカウンセリングは何かと言うと、チャットと電話両方を使えるcotree(コトリー)です。
他にも両方併用できるものはありますが、cotree(コトリー)の場合はチャット形式を利用すれば担当が着くので、同じ人に電話相談もできます。
悩みを一から話す必要がなく、スムーズに相談できるので、電話時間内に話せる内容が濃くなるのが良かったです。
具体的にどう使ったか
私の場合、パートナープログラムというチャット形式を使って少しずつ回復し、毎日は必要ないかなと思った時点でチャットを解約しました。
その代わり、ちょっと落ちそうかもと思ったら電話を使うことで、落ちる前に予防した感じです。
チャット形式は1ヶ月で13,000円、電話は45分で5,000円なので、1ヶ月に3回以上相談すると、チャットの方が安くなります。
ただ、回復して来ると月に1回も必要なくなって来るので、電話の方が安いなと思ってそうしました。
今思うと、最初の1週間はかなり気持ちが落ちていたので、パートナープログラムで担当を決めた後、一度電話した方が良かったかもしれません。
その方がパートナープログラムを数ヶ月使う必要もなく、早く回復できたかもしれないので。
満足保証制度を活用
チャットの担当はマッチング診断を元に決められるので、電話を先に利用するとチャットの担当が電話と違う人になる可能性もあります。
そのため、先にチャットを申し込んでから電話を利用した方が良いです。
しかしそうなると、担当が合わなかった時の出費が大きくなってしまうので、満足保証制度を活用しましょう。
cotree(コトリー)では、カウンセリングに満足できなかった場合、担当を3回まで変更してカウンセリングを受け直すことができます。
マッチング診断の精度が高いので私の場合は必要ありませんでしたが、満足保証制度を使えば失敗する可能性も少ないでしょう。
まとめ
オンラインカウンセリングのチャットと電話はそれぞれ一長一短があります。
どちらが良いというものでは無いので、自分にあった形式を選ぶと良いでしょう。
私の場合、常に気持ちが落ちているなら電話、落ちていない時もあるならチャットの方が効果的と感じました。
また、料金の形態から、相談が短い間隔で何度も必要ならチャット、単発的なものなら電話という選び方もあります。
迷った場合は両方併用できるcotree(コトリー)にしておけば、満足保証制度もあるので失敗が少ないです。
cotree(コトリー)を実際に使ってみてどうだったかは別記事にまとめているため、そちらも参考になればと思います。